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社長就任のご挨拶

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この度 炭竃正弘の会長就任に伴い代表取締役に就任いたしました
つきましては 微力ではございますが社業の発展に専心精励いたす覚悟でございます なにとぞ前任者同様 格別のご指導ご鞭撻を賜りますよう心よりお願い申し上げます
創業以来50年続く重大事故・死亡事故0という大業を私で終わらす事なくなお一層邁進してまいります
宜しくお願い致します 

令和7年4月1日
代表取締役 炭竃光希

社長退任のご挨拶

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このたび 3月を以って丸幸運輸株式会社及び株式会社光物流の代表取締役を退任し取締役会長に就任いたすこととなりました
平成8年より29年間代表取締役を務めてまいりましたが在任中は格別のご懇情を賜り誠に有難く厚く御礼申し上げます
社員の皆様にも29年間支えて頂き また創業以来 50年間重大事故・死亡事故も1件も無く安全に運行出来ました事心より感謝致しております
後任には炭竃光希が就任いたしましたのでなにとぞ私同様ご支援ご指導を賜りますようお願い申し上げます
取締役会長 炭竃正弘

第10回運送業雑学講座

皆さんこんにちは!

丸幸運輸株式会社、更新担当の中西です。

 

本日は第10回運送業雑学講座!

 

~コンテナ輸送~

ということで、コンテナ輸送の基本的な流れ、重要なポイント、コスト削減や効率化のための工夫、安全管理の対策 について詳しく解説します♪

 

コンテナ輸送は、国際貿易や国内物流において欠かせない輸送手段のひとつ です。貨物をコンテナに積み込み、トラック・鉄道・船舶・航空機などの複数の輸送手段を組み合わせて運ぶことができるため、「モーダルシフト」(輸送手段の最適化)を活用した効率的な物流 を実現できます。特に、大型貨物や大量輸送に適しており、コスト削減や時間短縮、安全性向上に貢献 します。


1. コンテナ輸送の基本的な流れ

コンテナ輸送のプロセスは、貨物の種類や輸送手段によって異なりますが、基本的な流れは以下のようになります

(1) 予約・輸送計画の立案

貨物の種類・サイズ・重量を確認し、適切なコンテナを選定
輸送手段(トラック・鉄道・船舶・航空)の組み合わせを決定
港湾・ターミナルのスケジュールを確認し、適切な予約を行う
必要な書類(B/L(船荷証券)・インボイス・パッキングリストなど)を準備

📌 輸送計画の立案がスムーズな物流の鍵!時間とコストを最適化するために詳細な調整が必要!


(2) 貨物の積み込み(バンニング)

貨物の形状や特性に応じて、適切な方法でコンテナに積載
重量バランスを考慮し、荷崩れしないように固定(ラッシングベルト・パレット・エアバッグの活用)
温度管理が必要な貨物は、リーファーコンテナ(冷蔵コンテナ)を使用
積み込み完了後、コンテナシール(封印)を取り付け、貨物の改ざんや盗難を防止

📌 コンテナ内の貨物が安定していないと、輸送中の破損や事故につながるため、慎重に積み込みを行う!


(3) 陸上輸送(ドレージ輸送)

コンテナをトラックに積載し、港湾やターミナルまで輸送
道路制限を考慮し、適切なルートを選定(橋の高さ・重量制限に注意)
港湾での混雑を避けるため、適切な搬入スケジュールを設定

📌 国内輸送の効率化には、トラックと鉄道を組み合わせる「インターモーダル輸送」が有効!


(4) 海上輸送・鉄道輸送(モーダルシフト)

船舶や鉄道での長距離輸送により、コスト削減と環境負荷軽減を実現
港湾での積み替え作業(トランシップ)をスムーズに行うためのスケジュール調整が必要
輸送中の温度・湿度管理を徹底し、品質を維持

📌 コンテナ輸送は、環境負荷が少ない鉄道輸送や海上輸送を活用することで、持続可能な物流を実現できる!


(5) 陸揚げ・配送(デバンニング)

到着地の港湾やターミナルでコンテナを陸揚げ
通関手続きが必要な場合は、税関の審査を受ける
コンテナから貨物を取り出し(デバンニング)、トラックや倉庫に配送

📌 通関手続きをスムーズに行うためには、正確な書類準備が不可欠!


2. コンテナ輸送のポイントと最適化の方法

(1) コンテナの種類と用途を適切に選ぶ

ドライコンテナ(標準コンテナ) → 一般貨物の輸送に適している(20ft・40ftが主流)
リーファーコンテナ(冷蔵コンテナ) → 温度管理が必要な食品・医薬品向け
オープントップコンテナ → クレーンでの積み降ろしが必要な大型機械に対応
フラットラックコンテナ → 超大型貨物や重量物を輸送する際に使用

📌 貨物の特性に応じたコンテナを選ぶことで、輸送効率を向上させる!


(2) コスト削減の工夫

複数の輸送手段を組み合わせ、最もコストの低いルートを選定(モーダルシフト)
リードタイムを考慮し、最適なコンテナ予約を行う(早めの予約でコストを抑える)
積載率を最大化し、コンテナの無駄なスペースを減らす

📌 輸送コストを抑えるためには、計画的なコンテナ利用が重要!


(3) 安全管理とリスク対策

貨物の固定を適切に行い、輸送中の荷崩れを防ぐ
GPSや温度管理システムを活用し、輸送状況をリアルタイムで監視
台風やストライキなどのリスクを事前に把握し、代替ルートを検討

📌 輸送中のトラブルを防ぐため、事前のリスク管理を徹底することが重要!


3. まとめ:コンテナ輸送の流れと最適化のポイントを押さえ、効率的な物流を実現!

コンテナ輸送の流れは「予約・計画 → 積み込み(バンニング)→ 陸送(ドレージ)→ 海上・鉄道輸送 → 陸揚げ・配送」
輸送の効率化には、モーダルシフト(海運・鉄道の活用)や、最適なルート選定が重要
コスト削減のため、早めのコンテナ予約や積載率の最大化を意識する
リスク管理を徹底し、輸送中のトラブルを未然に防ぐ

🚛 最適な輸送計画を立て、安全・効率的なコンテナ輸送を実現しよう!

 

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私たちが採用において最も大切にしているのは、「人柄」です。

ぜひ求人情報ページをご覧ください。皆さまのご応募を心よりお待ちしております!

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第9回運送業雑学講座

皆さんこんにちは!

丸幸運輸株式会社、更新担当の中西です。

 

本日は第9回運送業雑学講座!

 

~ポイント~

ということで、大型貨物運送における重要なポイントとして、安全管理、積載・荷崩れ防止、ルート選定、燃費向上、ドライバーの負担軽減などを深く掘り下げ、運送業務を最適化する方法 について詳しく解説します♪

 

大型貨物運送業は、物流の要として、工場・建設現場・流通センターなどに大量の荷物を輸送する重要な役割 を担っています。近年、物流業界の人手不足や燃料費の高騰、環境規制の強化 などにより、より安全かつ効率的な運送が求められる ようになっています。


1. 大型貨物運送の基本とは?

大型貨物運送とは、10トントラックやトレーラーを使用し、大量の荷物を輸送する業務 を指します。輸送される貨物には、建設資材・機械部品・食品・自動車・化学薬品など 多岐にわたり、積載方法や運行管理が厳しく求められます。

長距離輸送が多く、効率的なルート選定が必要
安全運転が求められ、積載方法や運転管理が重要
燃費を抑える工夫が必要(燃料費の高騰への対応)
運送業者は法令遵守(労働時間管理・車両規制)を徹底する必要がある

📌 物流の効率化と安全管理を両立することが、企業の競争力向上につながる!


2. 安全管理のポイント:事故防止とリスクマネジメント

(1) 車両点検の徹底

大型貨物車両は、長時間・長距離の運行が多く、車両のトラブルが発生しやすいため、定期点検と日常点検 が欠かせません。

出発前点検 → タイヤの空気圧・ブレーキの動作確認・エンジンオイル・ライト類のチェック
運行中の確認 → 異音・異常振動・燃費の急な変化などに注意
定期点検(法定点検) → 走行距離に応じたメンテナンス(エンジン・ブレーキパッド・タイヤ交換など)

📌 日々の点検を徹底することで、重大事故のリスクを大幅に軽減できる!


(2) ドライバーの安全運転管理

大型貨物は重量があるため、急ブレーキ・急ハンドルによる横転事故や、長時間運転による過労事故のリスク があります。

法定速度を厳守し、車間距離を十分に確保
休憩時間をしっかり取り、過労運転を防ぐ(4時間走行ごとに30分以上の休憩)
デジタコ・ドラレコを活用し、安全運転を管理する
悪天候時の運行判断を慎重に行い、無理な運行を避ける

📌 ドライバーの健康管理と適切な労働時間の管理が、安全運転のカギ!


3. 積載・荷崩れ防止のポイント

大型貨物は、適切な積載ができていないと、走行中のバランスが崩れ、事故や荷物の破損につながる ため、以下の点に注意する必要があります。

荷物の重心を低くし、均等に積載する(片寄り積載は車両の安定性を損なう)
適切な固定具(ラッシングベルト・ストッパー・クッション材)を使用し、荷崩れを防ぐ
輸送中の振動やブレーキ時の荷動きを考慮し、固定方法を工夫する
重量超過にならないよう、最大積載量を守る(過積載は違反・事故リスク大)

📌 積載バランスを適切に調整し、荷崩れや横転事故を防ぐことが重要!


4. 効率的なルート選定と燃費向上の工夫

(1) ルート選定の最適化

運行の効率を上げるために、道路状況や渋滞予測を考慮し、最適なルートを選定 することが重要です。

高速道路と一般道を適切に使い分け、時間短縮と燃費向上を両立
渋滞情報をリアルタイムで把握し、混雑回避ルートを選択
坂道の多いルートは避け、燃費を抑える工夫をする

📌 事前のルート計画とGPSの活用で、無駄のない運行を実現!


(2) 燃費向上のためのエコドライブ

燃料費の削減は、運送業の利益向上につながる ため、ドライバーによるエコドライブが求められます。

アイドリングストップを徹底し、無駄な燃料消費を防ぐ
急加速・急減速を避け、一定速度での走行を心がける
タイヤの空気圧を適正に保ち、燃費効率を向上
積載量を最適化し、不要な重量を減らす

📌 燃費を意識した運転が、経費削減と環境負荷低減につながる!


5. ドライバーの負担軽減と労務管理のポイント

長時間労働を避け、シフトを最適化
無理のない配送スケジュールを組み、余裕を持った運行管理を行う
車両の快適性向上(エアコン・シート・防振装置の活用)
運転支援システム(衝突防止装置・車線逸脱警報)の導入で安全性向上

📌 働きやすい環境を整えることで、事故防止と業務の効率化を実現!


6. まとめ:大型貨物運送のポイントを押さえ、安全・効率的な運行を実現しよう!

安全管理を徹底し、車両点検・ドライバー管理を強化
適切な積載方法で荷崩れを防ぎ、事故リスクを低減
効率的なルート選定とエコドライブで燃費を向上し、コスト削減
ドライバーの負担軽減と労務管理の適正化で、安定した運営を実現

🚛 安全で効率的な運送を行い、物流業界の発展に貢献しよう!

 

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カボチャ積込み

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神戸でニュージーランド産カボチャの積込みです。
神戸から毎日、日本全国に出荷されています。
弊社のトラックは1日3台〜5台程で積みます。

4tゲート車 納車

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郵便輸送部に4tゲート車が納車されました。
今まで以上に安全装備が充実しています。

女性ドライバー活躍中!!

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物流ウィークリーに弊社女性ドライバーの記事を掲載頂きました。
弊社では4名の女性ドライバー・1名が大型、3名が4t車で活躍中で、今回20代の2名が取材を受けました。
今後も女性が活躍出来る業務も増やしていきたいと思います。

第8回運送業雑学講座

皆さんこんにちは!

丸幸運輸株式会社、更新担当の中西です。

 

本日は第8回運送業雑学講座!

~鉄則~

ということで、運送業を成功させるための「6つの鉄則」について詳しく解説します。

運送業は、物流の根幹を担う重要な産業であり、正確・迅速・安全な輸送が求められます。しかし、道路交通の規制や天候、燃料価格の変動、人手不足など、さまざまな課題を抱える業界でもあります。こうした厳しい環境の中で安定した事業運営を行うためには、いくつかの「鉄則」を守ることが不可欠です。


1. 鉄則① 安全運転の徹底|事故を未然に防ぐための基本ルール

運送業において、安全運転の徹底は最も重要な鉄則です。事故はドライバーの命や会社の信頼を損なうだけでなく、多額の賠償責任や事業停止のリスクを伴います。

① 法令順守と適正な運行管理

運行前のアルコールチェックと点呼の徹底

  • ドライバーの健康状態を確認し、飲酒・過労運転を防ぐ
  • デジタコ(デジタルタコグラフ)を活用し、労働時間を適正に管理

速度・車間距離の適正管理

  • 高速道路では制限速度を厳守し、追突事故を防ぐ
  • 天候や道路状況に応じた慎重な運転を徹底

過積載の防止

  • 積載オーバーはブレーキの利きが悪くなり、重大事故の原因に
  • 積載重量を事前に確認し、法律に適合した状態で運行

2. 鉄則② 効率的な運行管理|時間とコストを最適化する

運送業は時間とコストの管理が事業の成否を左右します。燃料費・人件費・車両維持費を抑えつつ、最大限の効率を発揮することが求められます。

① 最適なルート選定

最新のGPS・AIルート解析を活用

  • 渋滞情報・天候を考慮し、最短・最速のルートを選定
  • 配送時間のズレを最小限に抑え、顧客満足度を向上

バックホール(復路積載)の活用

  • 帰り便の空車を減らし、積載率を向上させることで利益を最大化
  • 貨物仲介サービスを活用し、効率的な荷物の手配を行う

② 燃費管理とエコドライブ

急加速・急減速を防ぎ、燃費を向上

  • エコドライブを徹底することで、燃料費の削減につながる
  • 適切なタイヤの空気圧管理を行い、燃費のロスを防ぐ

アイドリングストップの推奨

  • 無駄なアイドリングを減らし、燃料消費と環境負荷を低減

3. 鉄則③ 車両の定期点検とメンテナンスの徹底

車両の故障は、納期遅れ・修理費増加・事故リスクを高めるため、日常的な点検・整備が欠かせません。

① 法定点検・自主点検の実施

毎日「運行前点検」を実施

  • タイヤの空気圧・ブレーキ・エンジンオイル・冷却水のチェックを徹底
  • ワイパー・ライト・方向指示器の動作確認を忘れずに

定期的なオイル交換・タイヤ交換を実施

  • エンジンオイル・フィルターの定期交換でエンジン寿命を延ばす
  • タイヤの摩耗を管理し、スリップ事故を防ぐ

万が一のための緊急対応マニュアルを整備

  • 故障や事故発生時の連絡体制を確立し、迅速に対応

4. 鉄則④ 顧客対応と信頼関係の構築

運送業は、荷物を届けるだけでなく、「信頼を運ぶ」ことが大切です。顧客との信頼関係が長期的な取引につながります。

① 時間厳守と正確な配送

納期・時間指定を厳守し、遅延を防ぐ

  • トラブル発生時は、事前に顧客へ連絡し、誠実な対応を行う

荷物の破損・紛失を防ぐ

  • 適切な梱包と積載方法を守り、荷物を丁寧に扱う
  • GPS管理を活用し、荷物の位置情報を正確に把握

② コミュニケーションを大切にする

配送先のスタッフや顧客と円滑に連携

  • 配送時の挨拶や対応を丁寧に行い、顧客満足度を向上
  • クレーム対応は迅速に行い、信頼関係を損なわないようにする

5. 鉄則⑤ 法令遵守と労働環境の適正化

運送業は、過酷な労働環境や長時間労働が問題視される業界でもあるため、適正な労働環境を整えることが会社の存続につながります

労働基準法・改善基準告示を遵守

  • 長時間労働・過労運転を防ぎ、ドライバーの健康を守る
  • 休憩時間を確保し、安全運転を維持する

労働環境の改善とドライバーの待遇向上

  • 給与体系の透明化と福利厚生の充実を図る
  • ドライバーの負担を軽減するため、デジタコ・AI運行管理を導入

6. まとめ|運送業の鉄則を守り、安定した事業運営を実現

安全運転を最優先し、事故・違反を防ぐ
効率的な運行管理で時間とコストを最適化
車両の定期点検・メンテナンスを徹底し、故障リスクを低減
顧客対応を重視し、信頼関係を築く
法令を遵守し、ドライバーの労働環境を改善する

これらの鉄則を守ることで、長期的に安定した運送業の運営が可能となり、企業の成長と社会貢献につながります。

 

 

 

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誕生日

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弊社の前専務の渡辺さんが本日誕生日を迎え70歳となりました。
丸幸運輸が設立50年となりますが、渡辺さんが18歳から創業当時より52年間勤めて頂き弊社を支えて頂き本当に感謝しております。
まだまだ元気なので無理しないよう頑張ってもらいます、病気や怪我のない様にいつまでも元気でいて下さい。

第7回運送業雑学講座

皆さんこんにちは!

丸幸運輸株式会社、更新担当の中西です。

 

本日は第7回運送業雑学講座!

~歴史~

ということで、運送業の歴史を古代から現代までの技術革新とともに振り返り、その背景や現代の課題について深く掘り下げます♪

運送業は、古代から現代に至るまで、人や物資を移動させるための重要なインフラとして発展してきました。商業や産業の発展とともに、その手段や技術は飛躍的に進化し、現在ではグローバルな物流ネットワークが確立されています。


1. 運送業の起源|人類の移動と物流の始まり

① 古代文明における運送業の誕生(紀元前3000年頃〜)

人類が定住し、文明が発展する過程で、交易が活発化し、物資を移動させるための輸送手段が生まれました。

メソポタミア文明(紀元前3000年頃)

  • 世界最古の「車輪」が発明され、馬車や牛車による陸上輸送が発展。
  • ユーフラテス・チグリス川を利用した水上輸送が活発化し、木造船による交易が行われる。

エジプト文明(紀元前2500年頃)

  • ナイル川を利用した水運が発展し、大型の貨物船が建造される。
  • ピラミッド建設では石材運搬のための木製そりや船舶が活用された。

ローマ帝国(紀元前1世紀〜5世紀)

  • 石畳の道路「ローマ街道」が整備され、馬車・徒歩による長距離輸送が可能に。
  • 地中海交易が発展し、港湾都市が運送の拠点として繁栄。

この時代の輸送技術は、現代の運送業の基盤となるものでした。


2. 中世ヨーロッパにおける運送業の発展(5世紀〜15世紀)

① 馬車・商隊による陸上輸送の発展

シルクロード(東西交易路)

  • 中国とヨーロッパを結ぶ「シルクロード」で、ラクダのキャラバン(隊商)が活躍
  • 馬車・荷馬車による陸上輸送が発展し、交易の幅が広がる。

ヨーロッパにおける商業の発展

  • 13世紀、ハンザ同盟(北ドイツの商業ネットワーク)が形成され、港湾都市間の海運が発展。
  • 馬車を使った陸上輸送が整備され、商人による物流ネットワークが構築。

この時代の輸送技術は、後の近代物流の原型となりました。


3. 近代の運送業|産業革命と物流の大変革(18〜19世紀)

① 産業革命による輸送手段の進化(18世紀後半〜19世紀)

産業革命(18世紀後半)によって、大量生産された商品を迅速に輸送する必要が生まれました。

蒸気機関の発明と鉄道の発展(19世紀前半)

  • 1825年、イギリスで世界初の鉄道(ストックトン・ダーリントン鉄道)が開通し、大量輸送が可能に。
  • 鉄道網が整備され、内陸部の輸送が劇的に向上

蒸気船の普及(19世紀中盤)

  • 1838年、蒸気船が大西洋横断に成功し、海運の革命が起こる。
  • 大量輸送と低コスト化が進み、世界貿易が飛躍的に発展。

この時代に、近代的な運送業の基礎が確立されました。


4. 日本における運送業の発展

① 江戸時代(1603〜1868年)|街道整備と水運の発展

五街道の整備(東海道・中山道など)

  • 幕府が全国の主要街道を整備し、物流の流れが大きく変化。
  • 「飛脚制度」が確立され、書状や荷物の運送が行われる。

河川・海運の発展

  • 大阪の「蔵屋敷」制度により、全国から物資が集積し、船で輸送。
  • 北前船(江戸時代の大型貨物船)が活躍し、北海道・関西間の海運が発展。

② 明治時代(1868〜1912年)|近代交通網の整備と運送業の発展

鉄道の開通(1872年)

  • 日本初の鉄道(新橋〜横浜間)が開通し、貨物輸送が本格化。
  • 鉄道を活用した郵便・貨物輸送が発展し、全国物流の近代化が進む。

馬車・荷車の運送業が確立

  • 荷馬車による都市間輸送が盛んになり、運送業者が登場。
  • 1880年代には、人力車・馬車鉄道が市内輸送に活用される。

5. 現代の運送業|トラック・航空・海運の発展(20世紀〜現在)

① 自動車輸送の発展(20世紀)

1920年代〜 トラック輸送の普及

  • ガソリン車の普及により、トラック運送が物流の中心となる。
  • 1928年、日本初の貨物自動車運送会社「日本通運」が設立。

高速道路網の整備(1960年代〜)

  • 高度経済成長期に高速道路が整備され、長距離トラック輸送が急拡大。

② 航空貨物の発展(20世紀後半)

戦後、ジェット機の登場により、航空貨物輸送が急成長。
DHL・FedExなどの国際宅配便が発展し、世界中で迅速な配送が可能に。


6. 未来の運送業|テクノロジーと環境対策の進化

自動運転トラック・ドローン配送の実用化

  • 2030年頃には、完全自動運転トラックによる無人配送が実現する可能性が高い。
  • AmazonやUPSがドローン配送を試験運用し、都市部での導入が進む。

環境配慮型の物流へシフト

  • 電動トラック・水素燃料トラックの開発が進み、CO2排出削減が進行。
  • カーボンニュートラルな物流システムが求められる時代へ。

7. まとめ|運送業は社会の基盤を支える不可欠な産業

古代文明から始まり、産業革命とともに飛躍的に進化。
現代の物流ネットワークは、陸・海・空のすべてが連携。
未来の運送業は、AI・自動運転・環境技術の発展とともに新たな時代を迎える。

運送業は、これからも社会の基盤を支え続け、さらに進化を遂げていくでしょう。

 

 

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